共同通信の報道では、火曜日の記者会見で岸田外相は、東京で近く行われるロ日次官級協議について発表し、日ロの最高レベルでの交渉に向けた準備が続けられている事を確認した。
岸田外相によれば、ロ日次官級協議には、ロシア側からイーゴリ・モルグロフ外務次官が、日本側からは新たに日ロ関係を担当する政府代表に就任した原田親仁・前ロシア大使が参加する。
また岸田外相は「協議では、北朝鮮の核実験やミサイル打上げに関連した問題が取り上げられる」とし「ウクライナをめぐる状況も討議される見込みだ」と述べた。
ロ日両国の外務次官レベルでの協議に関する合意は、1月に確認された。新年の安倍首相とプーチン大統領の電話会談の後、共同通信は当時「次官級協議は、最高首脳レベルでの対話のための、しかるべき雰囲気作りに向けたものになるだろう」と指摘した。
2月初め、安倍首相は、日本経済新聞と「ファイナンシャル・タイムズ(Financial Times)」のインタビューに応じた中で、ロシアとの間で、平和条約締結及び領土問題解決に関し対話を続けてゆく意向を確認し、プーチン大統領の日本訪問も、また自身のロシア訪問の可能性についても検討中だと述べている。