先に伝えられたところでは、NATOの集団防衛問題及び抑止政策、その他一連の「ホットな」テーマは、ブリュッセルで10日、水曜日に2日間にわたって始まる今年初めてのNATO加盟28カ国、国防相会合で討議される予定だ。そこでは、主なテーマの一つとして、バルト諸国及び東欧諸国の強化に向けた新しいプランが取り上げられる。
報道によれば、NATO軍部隊の人数は、500から1000で、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア、ブルガリアに送られる。なお部隊の大部分は、米国、英国、ドイツの軍人になる見込みだ。これらの部隊は、まず特務部隊として配備され、地対空ミサイルや爆撃機、ヘリコプターなどの兵器を持つ事になる。
こうしたNATOの欧州における軍事活動の強化について、ロシアは再三にわたって批判してきた。アレクサンドル・グルシコNATO大使は「いわゆるハイブリッド戦争の脅威は、彼ら(NATO)にとって、東部方面での自分達の行動を正当化するための口実に過ぎない」と指摘している。