ハード議員の指摘によれば、米国での大統領選挙前の討論会では、サイバー安全保障や秘密保持の問題が全く話されていない。また彼は「データの暗号化が、2016年の主な国家安全保障問題になる」との考え方を示した。
ハード議員は、次のように述べている-
「私は、情報科学分野の専門教育を受け、学者レベルの知識がある。CIAに勤務していたころ、いくつかのサイバー攻撃作戦に参加した。恐らく、ロシア政府は私を決して、モスクワには招待してくれないだろう。少なくとも近い将来で言えば、それは確実だ。」
このように伝えたハード議員は、その一方で「米国は、サイバー空間で、これ以上攻撃的な行動を始めるべきではない。自国のインフラの保護に、力を集中させるべきだ」と指摘している。