登用されたのは女性でこれまで首相府長官を務めていたオフド・アル・ルミ氏。ラシド首相がツィッターで明らかにしたところによれば、幸福担当相は社会の幸福度向上を図る国家政策の実現化に取り組む。
このほかにさらに1人女性閣僚のリュブナ・ベント・ハリド・アリ・カシミ氏が新たに設けられた宗教寛容担当相に登用。同役職は「首長国社会の最も重要な価値」である慣用性の遵守を担当する。カシミ氏はこれまで12年にわたって対外貿易相を務めてきた。
国連が発表する世界の「幸せな国」調査(ワールド・ハピネスレポート)で、2015年、アラブ首長国連邦は20位(ちなみに日本は46位)。アラブ首長国連邦は石油輸出のおかげで世界でも国民一人当たりのGDPは最高レベルにあるが、原油価格の暴落で国家の歳入も急落。この国では原油価格はミネラルウォーターより低くなってしまった。