研究グループは、原料として、大変とげの多い、表面が剛毛で覆われた植物であるスピニフェックス(カヤツリグサ科の植物に見えるイネ科の仲間の植物)という草を使用した。このイネ科の草は、オーストラリアの砂漠地帯に広く生育している。
開発された新製品は、避妊用コンドームとして強度を試す実験に見事パスした。またスピニフェックスを使ったコンドームは、現在使われているものと比べ、20%強い圧力にも耐え得ることが分かった。
なお研究グループは、スピニフェックスを利用した新技術は、フィット感に優れ、手の疲れを軽減する超薄型手袋の製造にも使えると期待している。