通称はACTUV(対潜常時監視自律軍用無人艦)。今年4月17日より18か月にわたり実験が行われる。
主要任務は浅瀬における敵潜水艦の追跡。この無人艦自体は武装していないが、偵察艦としては有益であるかも知れない。140トン、全長40mと比較的小ぶりなため、機動性にすぐれ、完全無人のため乗員にリスクもない。
ACTUVは60日~90日間にわたる航行が可能。運用コストは一日15000-20000ドルという。Gizmodoが報じた。
ACTUVは国防総省の「第三補償戦略」の一環をなすもの。この戦略は、あらゆる敵に対する米国の大幅な軍事的優位の確保を目指したものだ。同戦略の実現のために、180億ドルの支出が予定されている。設計局「マラヒト」のセルゲイ・サフロノフ次長によれば、米国はロシアのものと同様の潜水艦を開発するのに3倍の費用をかけている。