13日、コロンビア政府は「同国で妊娠中の女性5000人以上がジカ熱に感染した」と発表した。
ロイター通信が、コロンビア政府の発表を引用し伝えたところでは「これで、ジカ熱感染者の総数は、3万1000人を超えた」。
一週間前の情報では、妊娠中の女性の感染者は3000人との事だった。
なおコロンビア全体でのジカ熱感染者数は、2万5000人以上に達している。
ジカ熱は、通常、サルの間で広がる急性伝染病だが、時折、特別の蚊(Aedes albopictus)を通じて人間にも感染する。高熱が出るのが特徴だ。この病気に感染しないよう特に注意しなければならないのは、妊娠中の女性で、感染した場合、潜在的に重度の脳障害を伴う「小頭症」の赤ちゃんが生まれる危険性がある。2016年末までに、ジカ熱感染者は、世界27カ国で報告されている。一連の国々では、非常事態が導入された。