列車は、中国を出発後、カザフスタンやトルクメニスタンを通り、1万キロ以上を走破して、ついにテヘランに到着した。イラン当局は「欧州諸国まで、こうした貿易ルートを伸ばす用意がある」と明らかにしている。
イラン・イスラム共和国鉄道のモフセン・プルサンド-アガイ常務は、到着を祝うセレモニーで挨拶に立ち「こうした列車が、出発から2週間以内でテヘランに到着した事は、前代未聞の成果だ。一昼夜平均700キロを走った計算になる。海上ルートでの貨物輸送に比べ、30日も時間を短縮できた」と指摘した。
中国は、2013年に新しいシルクロードを作るプロジェクトを提唱し、そのため資本金1千億ドルのアジア・インフラ投資銀行(AIIB)とシルクロード鉄道基金を立ち上げた。