警察は当初、ある場所で小競り合いが生じたとしか伝えず、現場が難民収容施設だったという情報も一切明らかにしなかった。警察が伝えたのは、「セーデルマルム近くのユスネで小競り合いが生じた。凶悪犯罪だ。職員が動員された。コミュニケーションセンターは、プレスからの質問に答えることはできない。より詳細な情報は可能性による。」
小競り合いで1人が死亡、数人が重傷を負ったが、マスコミはあまり注目しなかった。事件を報じた数少ないマスコミも、殺人の事実には目がいかないようなあいまいな見出しをつけて報じた。
これら全ては、少し前にスウェーデン警察が移民が関係する犯罪に対して291というコードを使用し始めた状況をよく反映している。警察は、この291というコードがつけられた出来事について一切コメントせず、いかなる詳細も伝えない。
コード導入に関するこの新たな試みに関する情報は、1月にスウェーデン紙ダーゲンス・ニュヘテルで、「漏洩は一切なし」という見出しで報じられた。