米連邦裁判所 iPhoneのロックを解除しFBIに協力するよう命じる

© Flickr / Yeray Hdez Guerra米連邦裁判所 iPhoneのロックを解除しFBIに協力するよう命じる
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カリフォルニアの連邦裁判所は、Apple社に対し、サンバーナーディーノの2人のテロリストのうち、一人のiPhoneのロックを解除し、FBIの捜査に協力するよう命じた。ロイター通信が伝えた。

パキスタン系アメリカ人のサイード・リズワン・ファルクとやはりパキスタン人でサウジアラビアで育った彼の妻のタシュフィーン・マリクは、自動小銃2丁と拳銃2丁で武装し、カリフォルニア州サンバーナーディーノにある障害者支援の福祉施設インランドリージョナルセンターを襲撃、銃を乱射し、14人を殺害、21人を負傷させた。なお2人は、事件現場から逃走し身を隠したが、数時間後発見され警察隊によって射殺された。事件を起こす前2人は、ソーシャルネットワーク上で、テログループ「ダーイシュ(IS,イスラム国)」に対する共感を示していた事が分かっている。

先に裁判所は何度も、Appleのデータのロック解除に関し、FBIの立場に立ってきたが、Apple社側は、同社のクライアントの携帯電話のロック解除には応じられないとして、裁判所の決定に抵抗してきた。Apple社は、米国の諜報機関の元職員スノーデン氏が、米国家安全保障局(NSA)による幅広い監視プログラムの存在を暴露した後、自社の機器の情報保護機能を強化していた。

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