しかし監視カメラのビデオ映像は、さらに多くの疑問を増やし、謎を深めるだけだった。なぜなら、そこには何も映っておらず、騒ぎは、幽霊の仕業とし思えなかったからだ。
NTV.Ruのサイトによれば「ビデオには、誰もいない店内でカーテンが揺れ、椅子が回転し、テーブルの上ではまずカリヤン(水ギセル)が動き出し、その後、床に落ちる様子が映っていた」との事だ。
そこでカフェの従業員達は「未知なる現象研究室」の専門家を呼び、彼らが、この不思議な出来事の解明を試みた。「幽霊を捕まえるため」の特殊器具の助けを借りて、いわゆるポルターガイスト現象が確認された。研究員らは「このカフェには『騒霊』なるものが跳梁跋扈している」との結論を出した。
しかし警部は、そうした霊的説明を信じていない。彼は、深夜何者かが、レジからお金を盗もうとし侵入したが、カメラの不具合で、上手く記録できなかっただけだ、と推理している。