ブルームバーグ通信によれば、ブレント原油の4月先物価格は、ロンドン国際石油取引所のICE先物で、モスクワ時間午前7時50分の時点で1,1%下がり、1バレル=33,913ドルとなった。
またWTI(米国産標準油種)3月先物価格も、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の電子取引で、現時点までに1%下がり、1バレル=30,47ドルとなった。
サウジアラビアのジュベイル外相は「産油国による採掘量凍結は、市場に影響を与えるだろうが、サウジアラビアは、減産する用意はない」と述べている。
また昨日明らかになったところでは。米国でのガソリン備蓄は、304万バレル、一方蒸留物は140万バレル増加した。さらに米国エネルギー省が発表したデータによれば、国内の石油備蓄は先週、215万バレル増えている。ブルームバーグ通信が意見を聞いたアナリスト達は、平均して350万バレル増えると予想していた。
市場関係者は、こうした事を背景に、ここ数日の原油価格の値上がりは、行き過ぎたものと捉えている。