北朝鮮が核実験を行なうパンギリ射撃場は白頭山からわずか115キロしか離れていない。地震学者らは、休火山が眠りを覚まし、噴火を始めるには、あとわずか1度の核爆発があるだけで十分だと語る。
「土壌が強い揺れを起こした場合、それが白頭山の眠りを覚ます負荷を呼ぶ。火山の近くの地下で核兵器が爆発するなど、火山にとっては絶対的な脅威だ。」
946年、噴火した白頭山の火山灰は日本の北部まで達し、5センチも降り積もった。白頭山は他にも1597年、1668年、1702年に大規模な噴火を起こしているが、1903年に噴火を起こして以来、火山活動は静まっている。