オバマ大統領とエルドアン大統領 シリアへの侵攻について電話で80分間議論する

© AFP 2023 / BERK OZKAN / POOL オバマ大統領とエルドアン大統領 シリアへの侵攻について電話で80分間議論する
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米国のオバマ大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談し、80分にわたって議論した。オバマ大統領は、シリアとの紛争で自制を発揮するようエルドアン大統領を説得しようとした。

インディペンデント紙の中東特派員パトリック・コックバーン氏は、電話会談でオバマ大統領は、シリアのクルド人はこれ以上領土を占拠するべきではないと強調したものの、米国がトルコのためにシリアでクルド人たちに背を向けることはないと指摘している。オバマ大統領は、エルドアン大統領側からの圧力があるにもかかわらず、このような形で米国が紛争に直接巻き込まれないようにしたという。

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コックバーン氏によると、シリア紛争は頂点に達した。シリア軍はロシアの支援のもと、シリア北部アレッポで順調に攻撃を行っており、トルコとの国境がある北の方向に向かって進んでいる。

同時に同じ地域でシリアのクルド人も戦っている。クルド人たちは米国の支援を受けながら「ダーイシュ(IS、イスラム国)」や他のテロ組織への供給源を断とうとしている。

なおトルコは数日前からシリアのクルド人の拠点に対して砲撃を行っている。リア・ノーヴォスチ通信が報じた。

トルコは、30人以上が犠牲となったテロはシリアのクルド人によるものだとして非難しており、シリアへの侵攻によって報復すると脅している。

コックバーン氏は、最近までトルコとサウジアラビアの対シリア政策は主に「空の脅威」から成っていたが、ロシアと米国が反対しているにもかかわらず、トルコとサウジアラビアがシリアでの軍事作戦を決定するという現実的な脅威は存在するとの見方を示している。

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