国防総省とCIAのトップは、シリア政府と戦っている戦闘員らへの支援を強化するよう提案している。国防総省のカーター国防長官、米統合参謀本部のダンフォード議長、CIAのブレナン長官は、シリア停戦がロシアのせいで失敗すると確信しており、ホワイトハウスでの会合で、「ロシアを全力で妨害しよう」と呼びかけているという。米政権筋が、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に伝えた。
カーター長官とダンフォード議長は、オバマ米大統領に「プランB」に関する正式な要請を送ると見られている。
伝えられたところによると、「プランB」に関する議論はすでに行われており、ホワイトハウスでは、シリアの「穏健派野党」への諜報支援や、ロシアに対する追加制裁などを含む一連の措置について協議されている。
なお欧州主要国が新たな制裁の波を支持するかについては疑問の声が上がっているという。