消息筋の匿名の専門家は、次のように述べている-
「我々ロシアの国防産業には、1970年代から1990年代にかけて、705 (705К)『リラ』プロジェクトの潜水艦を20年に渡り開発した経験がある。これは大変将来性のあるプロジェクトだったが、余りにも多くの新しい技術上の問題の解決が一度に集中したため、それがこのプロジェクトの欠点となった。犠牲者が出るような事故は起こらなかったにもかかわらず、この原子力潜水艦の信頼性は不十分とされた。
しかし705プロジェクトは、全く革命的な潜水艦だった。液体金属の熱伝導媒体(クーラント)を持った革新的原子炉や、高度に自動化された装置が同時に利用されていた。また船体は、チタン合金で作られていた。
今日、そうした潜水艦の建造は、必ずしも必要ではない。こうしたクラスノ潜水艦にとって通常の排水量を持つロボット潜水艦の建造の方が、ずっと合理的方法のように思われる。」