「オースディン・シェールド」社の耐久テストを見ると、弾が貫通しない様子がわかる。
弾の貫通を許さないのは家具の張り生地の下に装甲車用の金属板が張ってあるため。面白いのは金属板が入っているにもかかわらず、家具の柔らかな座り心地は損なわれていないという点。
同社のダーレン・オスディン社長は、「これは建物内部で突如銃撃戦が始まった場合を想定して作ったものです。撃ち合いが始まったら、人はどういう行動をとりますか? テーブルの下やソファーの裏に隠れるというのが普通でしょう?」と開発のいきさつを語る。
「オースディン・シェールド」側はこの反テロ家具の買い手としてはまずホテル、カフェ、大使館などが名乗りを上げるのではないかと踏んでいる。