ヨンチャイユット陸軍大将によれば、この非合法組織は「ブラック・スワン」と呼ばれ、「ダーイシュ」の下部組織を成す。
タイ政権はこの情報を確認していない。
タイ南部では過去11年以上にわたってイスラム教分離主義組織が活動を行なっており、パッターニー、ヤラ、ナラーティワート各県にサルタン国の建設をもくろんでいる。これらの県のある「極南」の地域では紛争で銃撃戦や爆破によって6500人を超える死者が出ている。
このほか、同地域では特別な安全保障体制が機能しており、外国人ツーリストもほとんどいない。タイ政権は数年にわたり、マレーシアを仲介して分離主義者らとの交渉に務めているが、目だった成果はあがっていない。