チムールの帰還後、ふたりの友達は柵に隔てられている。
「チムールとアムールはちょくちょく格子越しに向かい合って、長いこと立っている。トラはまだヤギに対して一度も攻撃性を示していない。彼らは以前のように振る舞い、格子を隔てて並んで歩こうとさえする」。沿海州サファリパークの従業員の言葉をライフニュースのサイトが伝えた。
しかしトラは初めて人に対して攻撃性を示した。サファリパークのスタッフがチムールに近づくと、アムールが病的な反応を示すのだ。明らかに嫉妬を示しているのである。大声でうなり、格子に向かって威嚇的な攻撃をしかける。興味深いことに、トラは、こうした独特な症状を発現させた後、あたかも承認を求めるかのように、ヤギの方を振り返るのである。
猛獣がマンカという名の「花嫁」雌ヤギに嫉妬を抱くかどうかはまだ不明だ。