安値は週末に行なわれたG20財務相、中央銀行総裁会議で投資家の期待に反して、国際経済の不安定状況を克服する明確なプランが示されなかったことを反映。
上海コンポジット指数は2.9%ダウンの2687.98ポイント、深センコンポジット指数は5.4%ダウンの1643.35ポイントで取引を終了した。
27日、上海では2日間にわたって行なわれたG20財務相、中央銀行総裁会議が終了。会議では協調プランは一切出されず、投資家の落胆を呼んだ。
香港のリオリエント・ファイナンシャル・マーケット社の主任エコノミスト、スティーブ・ヴァン氏は中国証券市場からの資金流出を示す兆候がますます多く見られるようになっていると指摘。これが取引参加者の懸念を増している。
ヴァン氏は「投資家はG20の結果、全くいいニュースが聞かれなかったことから落胆しており、これと同時に中国元が再び弱くなり始めたている」と指摘している。