ここ数日オカシャ議員は、イスラエルのハイム・コレン駐エジプト大使と会見した事で、厳しい批判にさらされている。エジプトとイスラエルの間には、和平合意が結ばれているにもかかわらず、イスラエルとの関係正常化をアピールするいかなる行動も、エジプトでは常に批判を呼び起こす。
エジプトの新聞「アシ-シュルク」は、議会での出来事の詳細を、次のように報じた―
「オカシャ議員が、イスラエル大使との会見についての討議に出席するため、議会に到着した時、アフメド議員が背後から彼に近づき、彼の頭をめがけ靴を投げつけた。それを見たアリ・アフデル-アル議長は、両議員を議会から退場させ、その後すぐに会議を閉会とした。」
オカシャ議員とイスラエル大使との会見は、24日に行われた。議員は「近く自分は、イスラエルのネタニヤフ首相と会えるかもしれない」と語っている。
なおオカシャ議員は「自分は、エジプトのために行動している」と述べ、彼の言葉によれば、21世紀に生きている事を今も理解できない時代遅れの人々を周りにおいているシーシー大統領を批判した。オカシャ議員は「イスラエルとの関係においても、アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領の態度は時代遅れだ。イスラエルとの対話は、エジプト自身の発展にとって必要不可欠だ」と指摘している。