従来使用されていたフォルクスワーゲン・パサートは未だに格段に評判がいい。警察労働組合ノルトライン=ヴェストファーレン州支部のアーノルド・プリケルト支部長は、BMWは車内が狭く、使いにくいとこぼしている。背の高い警官などは乗り降りに困難し、拳銃のホルスターがダッシュボードにしょっちゅう引っかかってしまう。しかも後部座席も狭く、トランクもスペースが十分ではない。プリケルト支部長いわく、こうした不満は個々の警官のつぶやきではなく、警察全体の訴えにまで拡大している。
ノルトライン=ヴェストファーレン州警察が発注したのはBMW1845。同州に提示されたリース価格は2100万ユーロ。BMWは来年2017年までの期間は以前のフォルクスワーゲンに代わって使用されることになっている。