消息筋によれば、同部門の時価総額は4~5000億円(35~44億ドル)。また別の消息筋によれば、成長の見込みの高い医療部門への需要が高いため、売却額は6500億円(57.5億ドル)に達する可能性もあるという。
売却は同社の財政強化の決め手となる。東芝は6年間にわたり収益データを過大に報告して銀行から融資を得ていたことが発覚し、スキャンダルを起こした。ミスが発覚したのち2014~15年度の財務報告書の公表は度々延期され、最終的に2015年9月7日に発表されたが、それによれば、業績は378億円の純損失だった。なお、前年の純益は602億円となっていた。