シベリアの超ミニチュア職人、芥子の実から「ナノ」サイズの本を制作

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シベリアの超ミニチュア職人、芥子の実から「ナノ」サイズの本を制作 - Sputnik 日本
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シベリアの町、ノボシビルスクに住む超ミニチュア職人のウラジミル・アニスキンさんが世界最小の豆本を制作。この本、ページの大きさはサイズは先が尖った針と同じくらい。

アニスキンさんの本はギネスブックに登録されているミニチュア本の88分の1の大きさ。ページは最薄の金箔で、芥子の実を切断した断面に金を流し込んで作られており、裸眼ではとうてい捉えることはできない。ページはルーズリーフ式で繰るためには極小の針が要る。

地元のニュースサイトNdn.infoの報道では、「ナノ」本の制作には5年近くが費やされた。土台には最高で10ミクロンまでの極小の穴の開いた薄いポリエチレンテレフタラートが使われている。これがページの形に切り抜かれ、直径5ミクロンのタングステンのワイヤーが通された。ページへの印刷はリトグラフィーの手法で行なわれている。

ロシアの古典文学にノミの足に蹄鉄を打った職人の話、『左利き』があるが、この本もそれにちなんで『左利き』と名づけられ、その作成に携わった職人全員の名前が記載されている。職人らはこれと同サイズの別の「ナノ」本、『アルファベット』も制作しており、ページには昔のキリル文字が記載されている。

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