こうした考えについて、同センターのウルリケ・ゲロ所長とオーストリアの作家ロバート・メナッスィ氏が、雑誌「ル・モンド・ディプロマティク(Le Monde diplomatique.)」ドイツ語版の中で表明している。
二人の意見は、要約すると次の通りだ-
「欧州は、移民達の統合コースや言語教育、塀や囲いの建設、国境線の警備や安全措置の強化に資金を拠出する代わりに、移民達が生活をスタートさせる資金を援助したり、家を建てる土地を得る助けをすべきだ。そうすれば難民達は、自身で自分達の面倒を見、町づくりを始める事ができる。特にニューダマスカスあるいはニューアレッポのような町ができれば、難民統合問題の解決策となる。3世代も過ぎれば、外から来た人達は、自然に、古い町の住民と混じりあって、分からなくなってしまう。」