ムーディーズは、そうした決定を下した基本的な理由を3つ挙げている。第一に、中国の財政・金融上の指数が下がり続けている事、第二に、国の準備金も減り続けている事、さらに、改革の規模を考慮した場合、当局がそれを実行する能力が不確実である事、この3点である。
同時にムーディーズは、中国の外貨準備が、減少したとはいえ今のところかなりの水準にあることから、その事が国に「若干の改革」を実施する余裕を与えていると指摘している。
中国の外貨準備高は、この18カ月の間に、7200億ドル減り、3.2兆ドルになった。