多くの資産家は昨年の金融市場の減退で損失を被り、一方原油価格の崩落は近東・アフリカの富豪者数減少につながった。為替相場の下落もまた新興国の富裕者層に影響を及ぼした。
昨年の富裕者人口の減少の様子を各国毎に見ると、ブラジルでは12%減、サウジアラビアは8%減、ロシアは5%減、アメリカは2%減、そして中国は1%減であった。
地域別では、北アメリカ全体で資産3000万ドル以上の富裕者が約6万9300人おり、ヨーロッパは4万6200人、アジアは4万1100人であった。今後10年でアジア地域が2番目にランクを上げると予想されている。