発表によれば、全体で南シナ海には、空母「ジョン・ステニス」、巡洋艦「アンティタム」及び「モバイル・ベイ」、駆逐艦「チョン・ヒョン」及び「ストックデール」さらに、米海軍第7艦隊の旗艦「ブルーリッジ」、以上6隻の艦船が派遣された。
こうした決定について、米海軍太平洋艦隊スポークスマンのクレイ・ドス中佐は「何も異常な事など無い」とコメントしている。
しかし米海軍のジェリー・ヘンドリックス退役大尉は、米軍の今回の南シナ海での新たな行動について「中国政府に対する力の誇示であり、明らかなシグナルだ」と見ている。彼の見方によれば、南シナ海に一まとまりとなった米海軍の戦闘部隊、つまり空母打撃群と旗艦が存在するという事は、米国がこの海域の状況に並々ならぬ関心を抱いている事を示している、との事だ。