ハノイにある遺伝子分析技術センターのグエン所長の話では、2016年2月初め、センターを1人の男性が訪れ、自分が生まれた双子の実の父親かどうかを調べてほしいと依頼してきた。
そもそも出生に疑いをもちはじめたのは親戚たち。叔父さん、おばさんたちがよりあい、うまれた子どもはお父さんにもその兄弟にも似ていないといい始めた。DNA鑑定が行なわれた結果、双子のお母さんはその女性本人だが、女性の夫は双子の片方の父親でしかないことが判明。
こうした現象が非常に稀。グエン所長の弁では、自分の経験上同様の例があったのは1度だけで、世界でも10例しか報告されていない。