ロシアのプロジェクトが日本の衝突型加速器の結果を補足する

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ロシアで進められている素粒子物理学の研究のための加速器「スーパー・チャーム・タウ・ファーブリカ」開発計画が、すでに運転が開始されている日本の新しい高エネルギー衝突型加速器SuperKEKB(スーパーケックビー)の実験結果を補足するものとなるかもしれない。4日、ノヴォシビルスクにある核物理学研究所のアレクセイ・ワシーリエフ副所長が発言した。

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実現化に向けて開発が進められているロシアの加速器は日本のものと似ているが、チャームクォークとタウ中間子の領域で「新しい物理法則」を探求することができるものとなるだろう。
ノヴォシビルスク核物理学研究所のワシーリエフ副所長は、次のように述べている ー

「SuperKEKBの開発によって『スーパー・チャーム・タウ・ファーブリカ』の計画はより現実味を帯びたものになった。SuperKEKBを使った実験の結果を最大限に活用するためには、異なる分野からのより正確なデータが必要不可欠だ。こうした必要なデータをロシアの加速器が提供できるかもしれない。」

電子・陽電子衝突型加速器SuperKEKB始動のニュースは、今週公表された。加速器の装置開発にはロシアの核物理学研究所も参加している。

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