金曜日、ドイツ政府の側から然るべき書簡が届いた後、この原発をすぐに閉鎖すべきかどうかについて、フランス政府の中で、新たに激しい議論が巻き起こっていた。書簡が送られる前日、ドイツのマスコミは「2014年4月にフェッセンハイム原発で起きた事故は、実は、原発指導部が発表したものよりはるかに深刻だった」と伝えた。ドイツのマスコミが手に入れた資料によれば、水漏れにより電線が使えなくなり原子炉を停止させることができなかったため、事故後すぐに、原発の職員らは非常事態体制で働いていたとの事だ。
フランスのテレビTF1のインタビューの中で、ロワイヤル環境エネルギー相は「原発を閉鎖するのは、蛇口を閉めるように簡単には出来ない」と説明する一方で、また次のように述べた-
「現時点で、フェッセンハイム原発では2千人以上が働いている。彼らの働き口を確保する必要がある。それ以外に政府は、事故のあらゆる状況と原発内での労働の安全性について、詳しい調査をしなければならない。」