スポーツマネージメントの専門家、ナイジェル・カレー氏は「もしシャラポワ選手が、4年間の資格停止処分を受けた場合、1億ポンドもの広告契約収入を失ってしまう」と指摘している。
5度のグランドスラム覇者で、女子テニス選手ランキングでトップに輝いた経歴を持つシャラポワ選手は、先日「今年初めから禁止薬物リストに入ったメルドニウムのテストで陽性反応が出た。この薬を10年間服用している。禁止薬物リストに入った事を知らなかった」と語った。
シャラポワ選手のドーピング問題が明らかになった後、ドイツの高級自動車メーカーPORSCHE(ポルシェ)や米国のスポーツ衣料品メーカーNike(ナイキ)は、彼女との協力関係を一時停止したほか、スイスの時計メーカーTAG Heuer(タグ・ホイヤー)は、彼女との契約の更新を見送った。
なお新聞「サン」によれば、シャラポワ選手は、他にもスポンサー契約を失うだろうとの事だ。