NHKが復興庁の情報を引用して伝えたところによると、「自力で住宅を再建できない人のために建設される『災害公営住宅』は、2万9900戸余りの計画に対しことし1月末現在で完成しているのは1万4466戸と、48%にとどまっている」という。
また福島第1原子力発電所の汚染水問題も解決されていない。同原発には、約1000基の巨大なタンクがあり、およそ80万トンの汚染水が保管されている。
福島県の汚染土壌や、除染作業で出た廃棄物の問題などもある。現在、汚染土壌の量は990万立方メートルとされており、汚染土壌は袋に入れられて福島県の13万カ所で保管されている。
この5年間で復興作業のために25兆5000億円が費やされた。今後5年間で、さらに6兆5000億円が拠出される計画。