NATOは現在のように「ロシアの脅威」にばかり注意を向けるのではなく、より現実的で逼迫した問題に取り組むべきだ。こうした見解をリトアニアのロベルタス・サプロノス国防相が語った。
「NATOはロシアの脅威については全て把握している。問題はNATOがどのような形で移民問題において力になれるのか曖昧なことだ」とサプロノス国防相は言葉を結んだ。
ユーロスタット(EU統計局)の最新レポートによると、2015年、ヨーロッパには70万人以上の難民が押し寄せた。ドイツは最多の44万人を受け入れ、これにハンガリーの17万4000人、スウェーデンの15万6000人と続く。
リトアニア、スロヴェニア、スロバキアの3カ国は受け入れ人数が最も少なく、それぞれ300人未満だった。