税関は次のように発表している―
「日本の富山港から『オーシャン・クイーン』号でウラジオストクに本社があるロシアの会社宛に、14個の放射能レンズが到着した。レンズの入っていた箱の表面のガンマ線の等価線量は、1時間当たり約.13ミリシーベルトで、この量は、自然界の線量の10倍であった。」
税関の資料によれば、こうした高い放射線量が検出されたのは、レンズの中にある放射性物質、酸化トリウムと関係があるとのことだ。この物質は、以前、レンズの写りをよくするために光学ガラスに混ぜられていたが、現在では禁止されている。
現在レンズは、ロシア領内から日本へと戻された。