5つの原則は、以下の通りだ。
①ウクライナ問題に関する「ミンスク-2」合意の諸条件の完全遂行。
②「東方パートナーシップ」諸国及び中央アジア諸国との関係強化の意向について、EUは拒否しない事。
③エネルギー安全保障や戦略的コミュニケーション(所謂「反ロシアプロパガンダ」プロジェクト)を初めとした問題における「EU内部の安定性」の強化。
④いくつかの選択された方向性に沿ったロシア政府との協力復活。外交政策においては、シリア問題、イランとの関係回復、さらには北朝鮮問題に関し、ロシア政府と協力を復活させる事。
⑤ロシアにおける市民社会発展を支援し、人的コンタクトへの投資を目指す事。
対ロシア5原則は以上。
なお先にEUは、対ロシア制裁措置を、あと半年延長する文書を公表している。