ミュンヘン裁判所はマルクス・R被告が外国の諜報機関に機密情報を渡した罪を認めた。捜査情報によれば、マルクス被告は2008年から2014年の間におよそ200枚の機密情報をCIAに渡し、報酬として8万ユーロを得ていた。
このほかマルクス被告は米諜報機関に海外で勤務するドイツ人エージェントのリストを渡しており、本名および外国でのスパイ行為を行う際に用いる名前の両方を明かしていた。
マルクス被告は2014年、逮捕まで間もない時期にロシアに対しても3つの「極めて重要な」文書を渡し、その後、ロシアとの関係を絶っていた。AP通信が報じた。
被告は罪を認めており、「やり場のなさと退屈」からこうした行為に及んだと説明している。