事件が起きたのは、ブリスベーン郊外のチェルマーという駅だった。セキセイインコが線路上に飛んで行き、列車が近づいてきても飛び去ろうとしないのを見た少女三人は、プラットホームから線路上に降りた。その後一人の少女は、駅の職員の助けを求めるため、再びプラットホームに駆け上がったという。一方残りの二人は、その場所のあらゆる列車の運行を一時ストップさせ、セキセイインコの命を救った。
なおセキセイインコは、機関士が無事拾い上げ少女達に渡した、とのことだ。駅の職員らは、少女達が、セキセイインコを自分達だけで救おうと急がなかったこと、そのおかげで悲劇的な事故が起きずにすんだことに対し、特別に感謝の言葉を述べた。
なおこの出来事で、列車の運行に、約5分の遅れが出た。