共同通信によると、プルトニウム輸送用の船が茨城県東海村に集められており、同日中に米国に送られる。
プルトニウムは東海村の原子力センターにあったもので、今後はサバンナ・リバー(サウスカロライナ州)の核施設で利用される。
これは2016年3月31日-4月1日ワシントンで開催される第四回核安全保障サミットにあわせたもの。この会議で日本代表団は今回の輸送の報告を行う。
米バラク・オバマ大統領は、核不拡散体制の遵守を理由に2014年、日本にプルトニウムの返還を要求した。
60年代・70年代、米国、英国、フランスから日本に331kgのプルトニウムが運び込まれた。
それでもなお日本には核燃料の加工過程で出来た40トンものプルトニウムが残り、それらは国際社会の注目を集めている。近隣諸国の専門家は、これらは軍事目的に利用可能である、としている。