しかしEUで最近行なわれた調査で、変更が迫られるかもしれない。科学者らの暫定的な評価では、ヤシの実や大豆起源のバイオディーゼルの燃焼は化石燃料の燃焼の3倍、二酸化炭素排出量が多い。
しかも、これら植物の栽培のために森林が伐採され、牧草地が荒廃する可能性がある。プランテーション設営のために泥炭地が乾燥させられると、二酸化炭素排出量はさらに増大する。
輸送機関の燃料をバイオ燃料にしても気候変動は進み、さらに2ギガトンの温室効果ガスが排出される恐れがある。
欧州の科学者、バイオ燃料の環境への害を予告
2016年3月22日, 10:47 (更新: 2016年3月22日, 14:28)
© AFP 2023 / Joel Nito
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欧州の科学者らは、バイオ燃料は環境に深刻な害をもたらす可能性がある、としている。しかしEU当局は2009年に採択された、再生可能エネルギー源を積極的に使用するという方針を変更しないようだ。RTが伝えた。
