オーストリアの差別と戦う社会団体ZARAの調べでは、SNSやインターネットメディアにおける人種差別的発言や外国人排他主義な現象の数は2014年と比較して6割以上も増えた。例えばインターネットでは、一箇所に集中した難民収容キャンプのシステムを要請するキャンペーンが展開された。また移民らが地元民を不快な目に合わせたという偽の情報も投稿された。
オーストリア検察は先日、ロベルト・ルガール議員の事件の捜査を開始した。ルガール議員は発言の中で難民を「ネアンデルタール人」や「狂信者」と呼んで侮蔑したことから、少数民族に対する憎しみを煽った罪が問われている。