国際エネルギー機関が石油市場に深刻な懸念

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国際エネルギー機関、市場石油産業部のニール・アトキンソン部長は投資が史上最低レベルに落ちており、比較的近い将来、市場は好ましくない不測の事態に直面する恐れがあるとの警告を発した。

露エネルギー省「ロシアでの原油採掘の生産コストは1バレル平均2ドル」 - Sputnik 日本
露エネルギー省「ロシアでの原油採掘の生産コストは1バレル平均2ドル」
アトキンソン氏の見方では現在の採掘量のレベルを維持するにはおよそ3億ドルが必要。また先進国、発展途上国の両方で最も痛切な資本不足に悩む国としては米国、カナダ、ブラジル、メキシコが挙げられている。

アトキンソン氏は、採掘量の拡大を図るなどありえず、現状維持だけでも多大な投資が必要とされるとし、2017-2018年は石油産業にとって危機的な時期で、この間に投資が再開されなければ、石油価格は高騰すると予測している。

過去数ヶ月でコノコフィリップス、シェブロン、BPなど一連の大企業は1000億ドルを越すプロジェクトを断念し、数万人の解雇、配当金のカットを行なっている。

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