米国で1300万人の環境難民発生か

© REUTERS / Mario Anzuoni米国で1300万人の環境難民発生か
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米沿岸地域の住人1300万人以上が今世紀末までに海面上昇と壊滅的な洪水の増加により環境難民になる可能性がある。米ジョージア州アトランタにあるジョージア大学のメチユ・ハウエル氏による論文がネイチャー・クライメイト・チェンジに掲載された。

ハウエル氏は、現在予想されているように今世紀末、海面が30から200センチメートル上昇した場合、米沿岸部の住人が示す動向についてグループ研究を行った結果、こうした結論に達した。研究では海面が上昇した場合に米沿岸部の陸地がどのように変化するかということや、また将来浸水が見込まれる地域の人口増加の早さなども考慮された。

研究者の算出によると、環境難民の移動によって生じるコストは全体で14兆ドルにのぼる。一方、世界中の洪水を未然に防ぐためにかかるコストは年間約4200億ドルだ。

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