NICA (Nuclotron-based Ion Collider fAcility)コライダーはモスクワ郊外のドゥブナの統合原子核研究所に建設中。着工式が金曜開催された。
「ロシア24」のインタビューでケケリッゼ氏は、NICAプロジェクトは、宇宙の「一生」の最初の瞬間がどのようなものであったかを調べることを目的としており、こうした研究が行われるような実験環境はドゥブナを除いて他のどこにもない、と述べた。
「我々は新しい科学の前線を作ろうとしており、我々はぜひともそのリーダーとならねばならない。単なる新たなコライダー建設ではなく、ロシアの高エネルギー物理学の発展における新たな時代である」とケケリッゼ氏。
高エネルギー物理学の現代的な研究は様々な国の科学者が参加するものであり、NICAプロジェクトも国際的なものとなる、とケケリッゼ氏。このプロジェクトの枠組みの中で、すでに24カ国と協力が進められている、という。プロジェクトの費用は約5億4500 万ドルであるとのこと。