トランプ氏は、選挙戦の初め「主にメキシコから米国に犯罪者やレイプ犯、麻薬密輸業者が入ってくる」と発言し物議を呼んだほか、その後「メキシコとの国境に壁を作るつもりだ」とも述べた。こうした発言の数々は、米国内のヒスパニック系市民ほとんどすべての、大きな怒りを呼び起こした。
メキシコ上院のミゲル・バルボサ議長は、記者団に対し「我々は、黒人及び外国人の排斥をめざし、人種差別的言動を取る人物に反対するあらゆる人々、すべての政府機関そして社会全体を、反トランプ・キャンペーンに巻き込む考えだ」と述べている。
また上院議員グループは、視覚に訴える行動にも着手し、上院の窓の一部に「#MxcontraTrump ("メキシコはトランプに反対")」というハッシュタグ付きポスター貼ったほか、ソーシャルネットワーク上でもキャンペーンを展開し始めている。