フォックスコン・グループの指導部は、スマートフォン用の高品質画面を含めた、製品の生産をめざしているが、中核企業のホンハイがスマートフォンや薄型テレビなど電子機器を受託生産する 企業として世界最大手であることから、シャープの買収は、その戦略に完全に合致したものといえる。
一方シャープの髙橋興三(こうぞう)社長は「戦略的な連合づくりに関する決定が下されたことに満足している」と述べた。
シャープは、ここ数年、深刻な損失を被り、この5年間で約100億ドルを失った。シャープの予測によれば、今財政年度、1700億円もの営業損失を記録する可能性がある。