この問題に関して、スプートニク記者は、トルコ軍参謀本部国際安全保障局長を務めた経験を持ち、現在NATO予備役将校国際会議(CIOR)の副代表を務めるハルドゥン・ソルマズチュルク(Haldun Solmaztürk)氏に、意見を聞いた-
「エルドアン大統領は、トルコ国内で非常に手ごわい政敵達と衝突している。国内では、彼の政策に対する不満が増している。政敵達に対し、少しでもどうにか自分の立場を強めるために、彼は、あたかも西側、特に米国の支持を得ているかのような印象を作りだそうと試みている。事態の重大性は、彼がそうした事に成功しないだろうという事実にあるのではない。
欧米は、トルコにおいて、民主主義の原則が体系的に破られ、汚職や収賄に対する戦いが不十分であり、マスコミ活動の自由が制限されている事をよく知っている。これは実際にそうである。それゆえエルドアン大統領は、国内情勢に対しての責任も、問われるようになるだろう。今回、西側から彼に、重大な圧力が加えられることは、避けられないと思う。」