地元住民が5頭のヘラジカを発見。死体を引き上げるには約5時間を要した。
食用とするには既に不適当であり、肉は狩猟犬の餌にされたという。
フィンランドの野生動物の専門家、トゥイレ・ニーグレン氏は、「群れごと溺死というのは非常に稀」という。氏の推測によれば、シカたちは、食べものを求めて氷の上を歩いていた。落ちたあと、厚い氷の上に乗り上げることができず、死亡したものとみられる。
「ヘラジカはあまり賢いとは言えない動物だ。本能のおもむくまま行動し、たとえば熊のように冷静に状況を判断する力を持っていない」と専門家。