「スプートニク」の特派員は、現地から次のように伝えた-
「町の近郊で激しい戦闘が行われており、町でも砲撃音が聞こえる。町の外の状況は非常に複雑だ。救急車が向かった。」
アルメニア国防省のオヴァンニシャン報道官はフェイスブックで、アゼルバイジャン軍がナゴルノ・カラバフに対して多連装ロケットランチャー「スメルチ(竜巻)」を使用していると発表した。
4月2日、アルメニアとアゼルバイジャンは、カラバフの紛争ゾーンの状況が悪化したと伝えた。両国の国防省は、砲撃しているとして互いに非難した。
国連の公式情報によると4月2、3日両日で、紛争により33人が負傷、200人が負傷した。
ナゴルノ・カラバフは、1991年にアゼルバイジャンから独立を宣言した飛び地で、主にアルメニア人が住んでいる。アゼルバイジャンは、軍事作戦によって同地を再び支配下に置こうとしたが、失敗した。1994年、アゼルバイジャン、アルメニア、国として認められていないナゴルノ・カラバフ共和国は、ロシア仲介のもとでビシュケク議定書に調印した。
欧州安全保障協力機構(OSCE)常設理事会は、ウィーンで特別会合を開く。会合には、ナゴルノ・カラバフ紛争の調整に関するミンスク・ グループのメンバーが参加する。OSCEが発表した。
グループの共同議長であるイーゴリ・ポポフ大使(ロシア)、ジェームス・ワーリク大使(米国)、ピエール・アンドリュー大使(フランス)が、現在の状況や、紛争解決策の模索に関する今後の行動について理事会に報告すると見られている。