こうした決定が寺院の会議で採択され代表のシャリニ・ランジェ氏によって公表された。
この寺院には主要な信仰の対象として黒い石が屋外に据え置かれている。この石は土星と関連付けられたシャニ神が具象化されたものと考えられており、およそ500年の間女性はこの岩に近づくことを禁じられていた。階段を9段のぼり献油の儀式を行えるのは男性聖職者だけであった。
女性の参拝権利を主張する運動が始まったのは昨年の11月だ。若い女性がこの石に近づいたことで寺院の神聖さが汚されたとみなされ浄化のための儀式が繰り返し行われている折のことであった。伝統的に女性の参拝はシャニ神から発せられる「強力な振動」が女性にとって有害となるため禁止されていた。